きゅうりの約90%は水分!
きゅうりは6月~8月に収穫を迎える夏野菜です。
約90%が水分でできているくらい、水分豊富な食材なので、汗で体の水分が不足しがちな夏にはぴったりの食材なんですね。
収穫のこの時期、家庭菜園でたくさん収穫できたり、畑をしている方からたくさんいただく機会もありますね。
水分が多いということは、傷むのが早い。
新鮮なきゅうりをたくさんいただくとありがたいのですが、なかなか消費しきれないことがあります。
今回はそんなきゅうりを、保存する方法とちょっとおすすめの料理をお伝えしていきます。
いつもよりちょっと長持ちする方法
きゅうりは漬物やサラダなどに便利に使えますね。
でも、冷蔵庫に数日いれておくと、しんなりしてしまったり部分的に傷んできてしまいます。
きゅうりを冷蔵庫に入れる時、どうしてますか?
私はずっと、スーパーの袋に数本いれたまま野菜室にいれてました。
もちろん、数日で柔らかくなって傷んできてしまいます。
そんなことにならないように、保存するときに少しだけ手間をかけてみましょう。
方法はカンタン!
- きゅうりを洗い、水を拭き取る。
- 1本ずつキッチンペーパーで包む
- ラップで包むか、保存袋にいれて冷蔵庫に入れる。
これだけで、いつもより数日長くきゅうりを楽しめますよ!
冷凍できる!きゅうりの保存方法
きゅうりは生で食べるイメージが強いのでたくさんいただくと、「毎日サラダにしなきゃ!」とか、「酢漬けとぬか漬けと…」と傷まないうちに食べようとちょっと焦ってしまったりしませんか?
実はきゅうりは冷凍保存できるんです!
冷凍保存すれば、3~4週間保存しておくことができるのでゆっくり味わうことができて便利です。
ラップして冷凍するので、保存バッグの使い捨てはもったいない気がしますね。
いつも、汚れが少ないときは洗って再度使うのですが、シリコン製の保存バッグがあると、冷凍保存がもっと便利になりそうですよ。
それでは、冷凍保存の仕方と使うときのコツをお伝えしますね。
スライスして冷凍する

上の画像のように、薄切りにして軽く塩をして水分を軽くしぼっておきます。
小分けにしてラップに包み、さらにフリーザーバッグにいれて冷凍しておくだけです。
よく使うサイズや形で切っておくと使いやすいですよ。
1本丸ごと冷凍する
薄切りが大変なときは、丸ごと冷凍保存もできます。
丸ごとの場合は、洗ったキュウリの周りの水分をふき取り、1本ずつラップで包みます。さらにまとめてフリーザーバッグにいれて冷凍します。
冷凍きゅうりの使い方

スライスのものを使うときは自然解凍して、汁気を絞って使います。
薄切りにしてあるので、酢の物やポテトサラダにすぐに使えて便利ですよ。
冷凍のままがおすすめなのが、冷や汁!
汁を用意できたら、食べる時に冷凍きゅうりをいれるとシャリシャリ感で涼しさアップしますよ。
※冷や汁は干物を焼くのがめんどうなので、ツナ缶やサバ缶でもカンタンおいしい夏ご飯ができます。

丸ごと冷凍したものは、冷凍庫からだして数分置いておきます。
半解凍の状態のほうが切りやすく、調理しやすいのでおすすめです。
切ったあと、水分が多いようなら軽くしぼってくださいね。
炒めて食べてもおいしいきゅうり

きゅうりが数本あるときにいつも作るのが、かんたん甘酢漬けです。
甘酢づくりすらめんどくさい私は、市販の調味酢を使ってしまうので「切って、かけて、冷蔵庫に入れる」だけです。
このように生で使うものの他に、きゅうりは炒めてたべてもおいしいですよ。
【 きゅうりと豚肉の炒め 】
- キュウリは縦半分に切り、それぞれを斜めに切る。
(大きいきゅうりで種の部分が多いときは、スプーンで種の部分を取り除くと、水っぽさが少なくなり調理しやすいです。) - 豚肉に醤油で下味をつける。
- ごま油で豚肉を炒める。
- 豚肉に火がとおったら、きゅうりをいれ炒める。
- 塩、コショウ、中華だしで味をととのえる。
- きゅうりが温めれば出来上がり!
※きゅうりのシャキシャキ感が残っているくらいがおいしいです。
もう一つ、おすすめの食べ方はきゅうりのお味噌汁です。
【きゅうりのお味噌汁】
- きゅうりは火が通りやすいように、ピーラーで皮をむいておく。
- きゅうりを5~10mmくらいの輪切りにする。
- だしを沸騰させて、きゅうりを入れる。
- 油揚げをいれても合います。
- きゅうりが柔らかくなったら、味噌をとく。
- 仕上げにみょうがをいれてもおいしいです。
※急ぐときは、きゅうりを煮るかわりに、ごま油を少しひいたフライパンで炒めてもおいしいです。
ごま油の風味でコクがでて、煮るときと違う味わいになります。
まとめ
キュウリの保存のコツは、水分を逃さないようにすることです。
少し手間をかけて、しっかり包んでおくことで、いつもより長く持ちますし、冷凍すればちょっと一品足りないときにすぐ酢の物が作れたりと便利に使えます。
夏の暑いときは、冷えたきゅうりがおいしいですが、たくさんもらったときなどには、ぜひ炒めたきゅうりも試してみてくださいね。