気温が上がってくると気になるのが、ゴミの臭いやコバエ。
料理をすれば生ゴミがでるのはしかたないと、臭い対策をあきらめていませんか?
実は、この生ゴミのイヤな臭い、捨て方とゴミ箱選びで軽減することができるんです!
ゴミの臭いが発生する理由がわかれば、捨てる時に気にするべきことがわかりますね。
この記事では、そんな臭いの原因とキッチンの生ゴミを捨てる時のコツをご紹介していきます。
読み終えたら、あの不快な臭いを軽減できますよ。
生ごみの臭いの原因は?

生ごみの臭いの原因は主に次の2つです!
- 水分と温度による腐敗の進行
- 密閉による臭いの発生
この2つをさらに詳しく説明します。
原因1:水分と温度による腐敗
食品が腐る原因は、食品の栄養分と水分で菌が繁殖することです。
細菌は30~35℃くらいの温度で快適に活動します。
フタをしたゴミ箱はこの水分(湿度)と温度の条件を満たしてしまうので、腐敗をすすめるにはぴったりの場所になってしまうのです。
原因2:密閉による臭いの発生
ゴミの臭いを閉じ込めようと、ゴミ袋の口をしばって密閉するのも実は逆効果になることがあります。
最近のなかには、酸素が少ない状態を好む菌もいます。
そして、この嫌気性の細菌が食品を分解していく際に、臭いの原因となる物質を発生させているそうです。
この2つの原因をみて、気づいたことはありますか?
そう!「細菌が好まない環境にすればいい」ということになります。
食品自体の臭いもあるけれど、主な原因は「細菌」なんです。
細菌を発生させない方法を見ていきましょう。
捨てるポイントは「水分をなくす」こと!

袋やゴミ箱に入れるその時に、必ず習慣づけてほしいのが「水分をなくす」ことなんです。
水分が残っていなければ、菌の活動が大幅におさえられます。
完全に水分をなくすのは難しいですが、調理をするときにやってみると便利な方法をご紹介しておきます。
新聞紙の上にゴミをおいて調理する。
新聞紙は水分を吸収しやすいです。
捨てるものはこの上に置いて、調理が終わったらそのまま丸めて捨てることもできて便利です。
ゴミ箱の底に敷いておくのもおすすめです。
細かく切って捨て、風通しのよい場所に置いておく
窓をあけて調理ができたり、ベランダなど風通しのよい場所があれば、調理後に数時間かわかしておくだけで臭いが減ります。
三角コーナーをやめる
シンクの中に三角コーナーを置いておくと、水分を吸いやすく乾燥しづらくなります。
水を吸わせないようにしましょう。

引用:Hinata Life
生ゴミ処理機を使う
水を切る手間を省きたいという場合には、生ゴミ処理機がおすすめです。
堆肥に換えるコンポストは、かき混ぜたり手間や時間がかかるので、気軽に取り組むのは難しく感じますよね。
でも最近の生ゴミ処理機は、容器に風を送ることでカラカラに乾燥させるものが出ています。
カラカラに乾いた食品は腐る心配がなくなります。
毎年、臭いやハエにイライラしているなら、この方法もおすすめです。
さらにおすすめの方法
お茶やコーヒーで脱臭剤
乾燥したお茶の葉やコーヒー豆は、臭いを吸収しやすい性質があります。
飲んだら乾かしておき、ゴミ箱にふり入れておくだけで、脱臭剤がわりに使えます。
冷凍してしまう
10℃以下低温の環境では、菌が活動しづらいため腐敗しません。
臭いがでる前に冷凍(冷蔵)してしまうという方法もあります。
食べるものと捨てるものを同じ冷蔵庫に入れることに抵抗がなければ一番簡単で確実ですよね。
ゴミ箱選びのコツ

ここまでお伝えした中で、水分をなくせば腐らないということがわかりましたね。
ただ、完全に乾かしていない場合や臭いの強い食材は、どうしても臭いが出てしまいます。
ここでは、ゴミ箱を選ぶときに気にしてほしいポイントをお伝えします。
密閉できるゴミ箱
発生してしまった悪臭は、ゴミ箱から出さないようにするしかない!
臭いの漏れない密閉タイプがおすすめです。
フタ裏にパッキンのあるものや、フタに重みがあり隙間がないものは、臭いを漏らしません。

引用:Hinata LIfe
掃除がしやすいゴミ箱
ゴミ箱の中は、目に見えない雑菌がたくさんついてしまいます。
でも、ゴミ箱をこまめに丸洗いするのは大変です。
内側のケースが取り外せたり、フタが外しやすいものなどは、掃除の際に便利です。
日々の掃除は除菌ウェットティッシュなどで拭くだけでも、大丈夫。
ときどき、洗剤を使ってきちんと洗ってあげましょう。
まとめ
生ゴミのいやな臭いを減らすためには、守ることは2つ!
- 水分をなくす
- 温度が低いところで保管する
気温が上がるこれからは、食材を切ったら「乾燥させなくちゃ」と考えられれば自然と臭いに悩まされなくなりそうですね。
使った食材を捨てない工夫で、ゴミを減らすことももちろん大切です。
できるところから少しずつ、暮らしやすい環境をつくっていきましょう。