小学校や中学校の授業がやっと本格的に始まりだしました。
久しぶりにお弁当を作るために、おかずの材料を考えたりペースを取り戻すのが大変ですよね。
お弁当作りもこれだけ久しぶりだと、ちょっと気合も入ります。
そこでうちでは、新しいお弁当箱を用意することにしました。
ずっと欲しかった「曲げわっぱ」のお弁当箱です!
Instagramなどで見る、わっぱのすてきなお弁当にあこがれてはいたんです。
でも、手入れがむずかしそうと思い、ついラクなタッパー式のお弁当箱を使っていたのです。
今回は、そんな一見ハードルの高そうな「曲げわっぱ」の選び方と手入れの仕方をお伝えしていきます。
曲げわっぱの選び方
塗りについて
- 白木
塗装なしのもの。おひつとして使われることが多く、水分調整がされるので、冷めてもお米のおいしさが楽しめます。
- 漆塗り
漆は殺菌効果もあり、白木ほどではありませんが調湿作用もあります。
しかも、漆で表面がコーティングされているので油やにおいが染み込みづらく扱いやすいです。
値段が高いものが多いです。
- ウレタン塗装
漆と同じように表面をコーティングするので、油ものに強いです。
お手頃価格のものも多くあり、試しに使ってみたいなど初めてのわっぱにおすすめです。
容量について
容量の目安は、女性なら600ml~700mlくらいのものが使いやすいです。
容量は見た目で判断しづらいので、いままで使っていたお弁当箱を参考にすることをおすすめします。
プラスチック製のお弁当箱なら、裏側に容量が書いていることが多いので確認してみてください。
また、わっぱはフタにおかずのシミがつくのを防ぎたいので、なるべくパンパンに詰めないほうが手入れがラクになります。
今までパンパンに詰めていた場合は、少し余裕のある容量のものを選ぶといいですね。
曲げわっぱの使い方
曲げわっぱは、おしゃれで素敵な反面、扱いにくい印象があります。
ちょっとしたコツは必要になりますが、難しいことは必要ありません。
プラのお弁当箱ほど簡単ではないけれど、習慣になってしまえば気になりません。
使うときは
きちんと乾燥させているので、そのままご飯やおかずを詰めてしまうと、ごはんがくっついてしまったり、おかずの汁や油が染みてしまうことがあります。
詰める前に水で濡らして、キッチンペーパーなど清潔なもので水けをふき取ってから使います。
使った後は
使ったお弁当箱は、早めに洗うのが一番です。
ただし、軽くあらって乾燥させていないまましまっているとカビの原因になるので、家にかえってから洗うほうがよさそうです。
油など、シミになりそうなものをティッシュなどでふきとっておくといいですね。
帰宅後は、お湯で汚れを浮かせてから、手や柔らかいスポンジで洗います。
強くこすることで、表面を傷つけたりしないようにしましょう。
長く使うために
油や汁がシミになりそう
木は調味料や油を吸いやすいので、シミになりやすいです。
油ものや色がつきそうなメニューのときは、直接お弁当箱に触れないように、ご飯のうえにおかずを乗せるといいですよ。
気になるときは、おかずカップやアルミカップを使ってみるのもおすすめです。
意外とシミになりやすいのがフタの裏。
クッキングシートや抗菌シートなどをのせておくと、汚れ防止になりますね。
でも、もししみこんでしまったときは、すこし熱いお湯につけて置いてから洗うのも効果的です。油分などがはがれやすくなります。
漆塗りのものや、ウレタン塗装のものは染み込みにくいので、扱いがかんたんでいいですね。
内側が黒くなってきたんだけど
お米などのでんぷん質が変化して、黒ずみになることがあります。
お湯と酢を半分ずつ入れて、30分ほど漬けておくと黒ずみが少なくなるそうですが、わっぱのような木製品は少しずつ使用感がでてきてしまうものと思っておいたほうがよさそうです。
また、黒い汚れがカビの場合、漂白剤の使用は避けましょう。
わっぱは水分などを吸収しやすい素材でできているので、漂白剤がしみこみ残ってしまうおそれがあります。
黒ずみをふやさないためにも、汚れを残さないこと、きちんと乾かすことが必要ですね。
洗って干しても、なかな乾かない…。
わっぱは乾燥機の使用はできません。
直射日光など、急激な乾燥は変形や割れの原因になるので注意が必要です。
洗った後は、キッチンペーパーなどで水気をふきとり、乾きにくい内側に風があたるように横にしておいたりするといいです。
季節によって乾きづらいこともあるので、毎日使用したい場合は、2つ購入して1日おきに使用することをおすすめします。
おすすめの曲げわっぱのお弁当箱
まとめ
わっぱを長くつかうポイントは、
- きちんと乾燥させる
- 早めに洗う(きちんと汚れをとっておく)
一見ハードルの高そうな「曲げわっぱ」ですが、
この2点だけなら、そんなに難しくなさそうですよね。
高価なものも多いので、使いこなせるか不安な場合は、お手頃価格のものでまずは試してみるのもいいですね。