日中の日差しが気になる時期になりました。
出がけに「そろそろ帽子かぶらなくちゃ」「日傘持っていこうかな」と
あわてて用意したりしてませんか?
久しぶりに使うその日傘、もし購入から数年たっているのなら、買い替えも必要ですよ。
でも、売り場で商品タグや売り場の表示を見て
「これってどういうこと?」
「これって、真夏の強い日差しに耐えられるの?」
と悩んでしまうことありますよね。
今回はそんな日傘の選び方をお伝えしますので、
これを読み終えたら、納得の1本が選べるようになりますよ。
雨傘と日傘の違いは?
まず、雨傘と日傘は何がちがうのでしょうか?
どちらか一つで兼用できるのでしょうか?
それぞれの違いを比べてみましょう。
雨傘について
- 素材:雨をはじくようにツルツルとした素材が特徴。
ナイロン、ポリエステル、ビニールなど。 - 特徴:素材の表面を撥水加工されている。
空気が通りにくい。 - サイズ:比較的大きいものがある。
日傘について
- 素材:綿や麻でできているものが多い。レース生地などもある。
- 特徴:通気性がよい。
撥水加工されていないので、水に弱い。 - サイズ:比較的小さいものが多い。
「雨傘」と「日傘」の違い、なんとなくわかりましたか?
でも、「晴雨兼用傘」と書かれた商品もありますよね?
雨でも晴れでも大丈夫なら、それ一本でいいんじゃないかと思いませんか?
次は「兼用傘」をみてみましょう!

晴雨兼用傘は万能?
「兼用傘」には、実は2種類あるのをご存じですか?
「晴雨兼用傘」
- どちらかといえば日傘。 日傘に防水加工をしている。
- デメリット:強い雨には耐えられないことがある。
「雨晴兼用傘」
- どちらかといえば雨傘。 雨傘にUV加工している。
- デメリット:遮光、遮熱が弱いことがある。
そんな違いがあるんだ!と思われた方も多いと思います。
厳密に分かれているというよりは、
「晴雨兼用」という言葉のほうが「兼用傘」全般を示して一般には使われている
ようにも感じます。
さぁ、今度は「遮光」や「遮熱」「UV加工」という言葉がでてきましたね。
何が違うのか、見ていきますね。
遮光と遮熱について
部屋のカーテンを買ったことのある方は、ネットや店頭で商品の説明に
「遮光」「遮熱」という言葉を見たことがあるかもしれません。
この2つの言葉、似てるようでかなり違うんです。
「遮光」
- 可視光線を反射させる。紫外線も防ぐ効果がある。
「遮熱」
- 熱源である赤外線を反射させるので、傘のなかが熱くなりづらい。
- 熱中症の対策にもおすすめ。
「UVカット」
- しみの原因になる紫外線を防ぐ。

色のちがいは?折り畳み傘は?

でも、こわれたら買い換えればいいんじゃないの?
生地にUV加工などのコーティングがしてあるものは、
使ううちに加工がはがれていきます。
なので、1~3年くらいで買い替えが必要です。

白と黒どっちが効果的?
黒い傘のほうが光を反射する効果が高いです。
でも、黒は熱を吸収しやすい色なので、
黒い傘は遮熱効果のあるものがおすすめです。

雨傘はダメなの?
黒の雨傘なら、実は遮光90%といわれています。
雨傘は骨組みが重かったりしっかりしているので、持ち運びには不便ですね。
朝は雨が降ってたのに、突然晴れだした…というときは、雨傘でも効果的です。

折り畳みと長傘はどっちがいい?
折りたたみは開いた時のサイズが小さいものが多いです。
少しでも大きいほうが、顔だけでなく体全体を太陽光から守れますね。
出がけに晴れるかわからないときや予備に職場においておくなど、
2本目として使うのがおすすめです。
まとめ
日傘選びに大切なポイントをお伝えしましたが、
最後に簡単にまとめておきますね。
- 兼用傘より、「日傘」が効果的。
- UV効果だけでなく、遮光・遮熱の数値も注目しよう。
- 突然の晴れ間には、黒い雨傘でも効果あり。
- 開いたサイズが大きいものを選ぼう。
- 1年以上使った日傘は、買い替えを考えよう。
夏の強い日差しをガードするには、日傘と日焼け止めなどを併用することをおすすめします。
10年後の自分のためにしっかりガードしましょうね。