春の食材「たけのこ」が店頭にならぶ季節になると、「今日の夕食はたけのこご飯が食べたい!」と思ったりします。
でも、「たけのこの下ごしらえが難しそう」「アク抜きってどうやるの?」と、買うのをためらってしまってませんか?
実はたけのこを茹でるのは、難しくないんです。
茹でる時間はちょっと長めですが、その時間をうまく利用して自分の自由時間にしてしまうという手もありますよ。
しかも、まとめていくつか茹でておけば保存していろんなおかずに活用できるので、あと一品欲しいときなどに便利です。
今回は、実際に茹で方のポイントをご紹介していきます。
思ったより簡単!と思ったら、今日はぜひたけのこで旬の食卓を楽しんでくださいね。
たけのこの旬は?購入のポイントは?
たけのこの旬はいつ?
春の代表的な食材として挙げられるたけのこ。
店頭に並び始める3月下旬から5月くらいまでが食べごろです。
この時期はたけのこ狩りが楽しめる場所もあるので、たくさん掘ってゆでておくといいですね。
購入のポイントは?
さぁ、たけのこを用意しようと思ったとき、何を基準に選んだらいいか悩みませんか?
今回私が選んだときも、袋に大きいものが2つ入っているもの、小さいのがたくさん入っているもの、細長いもの短いもの、いろいろありました。
そんなときに困らないように、おすすめの選び方をいくつかご紹介します。
たけのこは、土からでてしまうと固くなりアクが強くなっていきます。
太く、色が薄めのものはアクがすくなく柔らかいことが多いです。
また、たけのこは鮮度が命なので、購入したらその日のうちにアク抜きが必要です。
時間に余裕がある日に、購入したほうがよさそうですね。
たけのこを茹でてみよう!
- 準備たけのこ、ぬか(1カップくらい)、唐辛子1本を用意する
※たけのこ全体が入る大きい鍋を用意する。
ぬかの代わりに米のとぎ汁でも。唐辛子はあればで大丈夫。 - 切る洗ったたけのこの穂先を斜めにカットし、縦に包丁をいれておく。
※火が通りやすいように、固い皮の部分だけを切るように包丁を入れておきます。
- 煮る鍋にたけのことぬかと唐辛子1本を入れて、水を加え強火で煮る。
沸騰したら中火で煮ます。※落とし蓋をして浮いてこないようにする。
(小さめのフタなどや皿でも可) - 完成クシを刺してスッと通ればできあがり。
※鍋を火から下ろし、冷めるまで鍋はそのままにしておきます。
- 保存保存容器にゆで汁とたけのこをいれて、3日ほど冷蔵庫で保存できます。
水に入れて保存することもできます。※調理するときは、皮をむいたたけのこを洗ってから使ってください。
たけのこを使った料理
茹でたたけのこは、さまざまな料理に利用できます。
自分で煮たたけのこは市販の水煮より風味がいいので、まずは薄味の料理でたけのこのおいしさを味わってくださいね。

春を味わうなら、たけのこ煮でたけのこの触感を堪能してください。
新物のわかめを添えるとさらに、季節感が楽しめます。
縦に薄切りにしてバターで焼きます。仕上げに醤油を少し回しかけてください。
仕上げに、細かく切った木の芽を合わせるとさらに風味アップです。
バターの風味と醤油の香ばしさ、たけのこの触感が楽しめるおつまみにもおすすめなメニューです。

思ったより固めにゆであがった時は、細切りにして保存しておくと、チンジャオロースに便利です。

しょうゆとみりんとだし汁で炊いたたけのこご飯。
土鍋で炊いて、鍋のまま食卓に出せば特別感がアップしますね。
フタが透明で、炊きあがりが音でわかる土鍋なら、土鍋ごはんに気軽に挑戦できますよ!
茹でたたけのこの保存方法
冷蔵庫で保存
茹でたたけのこは、数日中に使う分は冷蔵庫で保存します。
深めの容器にたけのこがしっかり浸かるくらいの水を入れ、水は毎日取り換えます。
また、皮つきの状態で茹でた汁ごと冷蔵庫にいれておき、調理するときに洗って使うこともできます。
冷凍で保存
冷凍するためには、冷凍や解凍がしやすいように、薄く切ってから冷凍しましょう。
冷凍や解凍することで水分がぬけて触感が悪くなることを避けるために、
次のいずれかの工夫をしておくといいですよ。
・だし汁につけて保存袋に入れる
・水気をとり、ラップに重ならないように並べる。
・砂糖の保水効果を利用する(砂糖を薄くまぶしておく)
まとめ
毎年少しの間だけ出会うたけのこ。
いままでなんとなく、調理してこなかったならぜひ一度試してみてください。
魚をおろすよりずっと簡単で、食卓に季節感がでますよ。