春になると「夏みかん」が店頭にたくさん並びますね。
親戚や実家から、段ボールにいっぱい送られてくることもあるのではないでしょうか。
たくさんもらえるのはうれしいけれど、酸っぱいしむきづらいしどうしたらいいのか困ったことありませんか?
実はこの夏みかん、コツをつかめばもっとおいしく食べられますよ。
この記事では、夏みかんをもっと知って、おいしく食べる方法をお伝えします。
読み終わったら、もっと送ってほしかったと思うかもしれないですよ。
夏じゃないの?「夏みかん」
冬の終わりから初夏ぐらいに店頭にならぶ「夏みかん」。
どんなフルーツなのかみていきましょう。
「夏みかん」ってどんなフルーツ?
「なつだいだい」ともいわれるミカン科の植物です。
秋ごろまでに黄色く色づいた実がなりますが、酸味が強すぎるのでそのまま冬を越すか、冬に収穫して貯蔵し酸を抜くことでおいしく食べられるようになります。
3月から6月くらいに、酸が抜けて食べごろになるので、春~初夏にたくさん出回るんです。
「夏みかん」という名前から、真夏の暑いときのフルーツのイメージがありますね。
酸味と苦みが特徴ですが、その酸味と苦みこそ健康にいい栄養が含まれている証拠。
ビタミンCや食物繊維、皮にはペクチンというコレステロール値や血糖値を下げる効果があり優秀な果物なんです。
ミカン類の皮は昔から、薬として重宝されてきました。
アロマテラピーでも柑橘類の香りは、リラックスをもたらす効果があるといわれていますね。
「夏みかん」の保存方法
夏みかんは、直射日光の当たらない涼しいところで保管してください。
冷蔵庫での保管は乾燥して、パサパサになったり味が落ちる原因になります。
部屋が暑くなったときなど、どうしてものときにはポリ袋や新聞紙でくるむようにし、早めに食べたほうがおいしくいただけますよ。
コツをつかめば簡単!皮のむき方
「夏みかんが苦手」という方に聞くと、理由はたいてい「皮をむくのが大変!」という話がでます。
表皮は固いし厚い、房についている薄皮もそのまま食べるには固いのでむかないと食べづらいんです。
魔法のように簡単なむき方ではないですが、実際に試してみてラクになったむき方をご紹介しますね。
皮に切れ目をいれる
包丁やナイフを使って、皮に切れ目をいれます。
実を切らないように力加減してください。
私はピーラーの芽をとる部分を使ってます。
1.夏ミカンを横にして、ナイフなどで一周切れ目を入れる。
2. ヘタを中心十字に切り目を入れる。
3. 胴の部分に入った切り目の交差する部分に親指を入れ、皮と身の間にぐっと力をいれてむく。
上下を切り落とす
1.夏みかんの上下を、果肉を切らないくらいの厚さで切り落とす
2.切った面を上にして縦に半分(もしくは4等分)に切る。
3.皮と身をはがす。
切れ目を入れる時は、転がりやすいので、手を切らないように注意してくださいね。
酸味と苦みがおいしいレシピ
夏みかんの酸味の程度によりますが、むいてそのまま食べるのは
やはりおいしいですよね。
むいたときに出る皮の量が多いので、捨ててしまってはもったいないです。
時間があるときは皮もおいしく食べてみてください。
次は、むいてそのまま食べる以外のおいしい食べ方をご紹介します。
実のおいしい食べ方
サラダ
塩気のあるものとの相性もいいので、生ハムを使ったサラダなどに
カットしてのせます。
見た目もきれいなサラダになります。
ドレッシング
夏みかんを絞った汁を使ったドレッシングは、さわやかな香りと酸味ですっきりとした味わいです。
果汁とオイル、塩コショウを密閉容器に入れて振るだけで簡単に作れます。
砂糖がけ
薄皮をきれいにむいて、グラニュー糖やはちみつをかけると、
子供にも好評なデザートになります。
冷蔵庫で一晩おくと甘味がよりしみます。
途中に上下を入れ替えるように混ぜるとまんべんなく甘味がしみこみます。
翌朝、プレーンヨーグルトに汁ごと入れるとおいしいですよ。
皮のおいしい食べ方
皮には苦み成分が多く含まれているので、水につけたり茹でたりと手間と時間がかかります。
そのかわり、出来上がったジャムやピールはとてもおいしいですよ。
オレンジピール
甘く煮た皮にグラニュー糖をかけて乾かします。
苦みをとる時間や乾燥に時間がかかりますが、出来上がりは格別です。
作ったピールに、溶かしたチョコレートを絡めて固めればお店で売っているようなお菓子になります。
マーマレードジャム
皮の白い部分を削り、細かく切って煮詰めます。
果汁を使いますが、実も細かくして入れてもおいしいです。
一度にたくさん作っておいて保存しておくといいですね。
まとめ
たくさん届いた夏みかん、上手にたべるコツは、
・ラクに皮をむく
・酸味が苦手なら、砂糖を使う
・皮は栄養豊富。苦みを減らしておいしく食べられる。
ご紹介した中でも、サラダや砂糖がけはすぐにでも使える方法なので、ぜひ今日の食事に取り入れてみてくださいね。